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2014年11月25日火曜日

Amazonで買った荷物を佐川急便が紛失した。

『ふん☆しつ!』の感想

[あらすじ]
 Amazonでアーロンチェアを購入した南雲マサキ。
 しかし、配送予定日を過ぎても荷物が届かない。
 お問い合わせ伝票番号を使って佐川急便に状態を確認したところ、なんと荷物は『お預かり営業所』からまったく動いていないことが判明!
 だが、その営業所を確認しても僕の荷物はなかった。
 その後、アーロンチェアの行方を知るものは誰もいない……。

[感想]
 という訳で、荷物を紛失されました。
 初体験です(多分)。
 なお、僕は怒ってません。
 この「配送業者が荷物を紛失する」ていうのは、どういう状況で起こるんだろう。
 僕が想像できるのはこんな感じ。

・トラックが事故に遭った。
・荷物を運ぶのが面倒臭くて捨てた。
・荷物を傷つけてしまい、恐くなって捨てた。
・荷物を盗んだ。

 これぐらい。
 荷物を予定外の場所に運んでしまって行方不明になることもあるらしいけど、その場合は追跡番号があるから、「ものすごい手間暇」をかければ見つけられるかもしれない。

 もちろん、Amazonは同じ商品をすぐに発送してくれた。
 また、Amazonは謝罪メールをくれた。
 佐川急便から連絡は、まだない。

 不思議なことがある。
 僕は最初、佐川急便に連絡を取ったのだ。
 その後、佐川急便は「Amazonに連絡してくれ」と僕に連絡してきて、Amazonは「佐川急便に連絡を取るから待ってくれ」と言い、最終的にAmazonから「どうも佐川急便が荷物を紛失したらしい」という連絡が来た。
 そしてAmazonが僕に謝罪した。
 佐川急便は、僕に「Amazonに連絡してくれ」と指示した時点で、荷物の紛失に気づいていたのではないだろうか?

 しかし、運送会社ってこういうものなのだろうか。
 運送会社にとって「お客はAmazonであり、Amazonで買い物をしたお前は客ではない」のだろうか。
 だから「『運送会社の客ではないお前』が買い物をした荷物を運送会社が紛失しても、それは『Amazonが謝罪するのが正しい』」?
 もっと言えば、「佐川急便が荷物を運ぶAmazonで買い物をした僕が悪い」?
 運送費って、買い物をした時点で僕が払ってるんじゃないの?

 別に謝罪して欲しい訳ではないけれど、なんか腑に落ちない。

 フォロー(?)しておくと、僕のうちを担当している宅配員は、すごく丁寧だ。

『スカイ・クロラ』=ライトノベル説

「森博嗣さんの『スカイ・クロラ』シリーズは、ライトノベルである」
 と、僕の中では定義されている。
 僕の中では、ね。

 主な理由は二つある。
 一つは、ライトノベルは「キャラクタ小説」だからだ。
 もちろん、それ以外のライトノベルもたくさんあるけど。
 もう一つの理由は、作品世界が「子供のために創られたもの」に思えるから。

 この作品は、誤解を怖れずに説明すると、次のようなものだ。
「永遠に大人にならない子供が、戦闘機に乗って命がけで遊んでいる話」
 もっと誤解を怖れずに説明するとこんな感じ。
「いかにして大人になることを拒否して遊び続けるか」
 これがライトノベルでなくてなんなのか。

 主人公の草薙水素は、美しい。
 容姿ではなく、生き方が美しい。
 いや、美しくはないかもしれないが、考え方が純粋だ。
 遊びであり仕事でもある『戦闘』には一家言持っているし、常に上昇志向を持っている。
 こんな子供になりたかった。

 んで。
 困ったことに「『スカイ・クロラ』=ライトノベル説」に同意してくれる人は少ない。
 でもこう言う人はいる。
「これは純文学なんじゃない?」
 はっはっは。
 なにを言っているんだい。
 ライトノベルをある方向に極めると純文学になるんだよ!
 多分。

 キャラクタが作品の中心にあって。
 それを丹念に描いていく。
 ほら。
 どっちも一緒じゃん(いや、ほとんどの小説はそうなんだけどね)。
 キャラクタの性格や、抱えている問題、文章の違いだよ。

『スカイ・クロラ』シリーズの登場人物は基本的に成長しない(これは中身の話)。
 ライトノベルは、やはり成長する話が多い。
 ここは決定的な差かな。
 でも、「大人社会のルールを覚える」とか「覚悟を決める」とか「やりたいことを我慢する」って、成長なのかな。
 大人社会での「やり方」を覚えただけでは?
 だって「大人」の大半はそんなに「優秀」じゃないもの。
 子供が「成長」して「大人」になったのなら、みんなもっと「優秀」なはずだよ。
 表舞台に出てくる「優秀」な人って、なんか子供っぽいし(某社トップとか某映画監督とか某研究者とか)。

 僕は「優秀な子供」になりたかったんだけど。
 僕がなれる望みのある(?)登場人物は整備士の笹倉だけ。
 しかし彼は天才だからな……。
 無理。

2014年11月24日月曜日

『楽園追放 -Expelled from Paradise-』を観てきた。

やっと『楽園追放』を観てきました。
パンフレットは売り切れ。
人気があるらしい。

感想。
メカのアクションがすごくよかった。
板野サーカスが大炸裂。
エンドロールで板野一郎さんのお名前を見かけて納得。

広いターゲットを狙ったらしく、SF設定はかなり手加減されているようだ。
それを承知の上で三つほど突っ込む(僕の勘違いの可能性あり)。

・ディーヴァの人間が受精卵から生まれる必要性が、観客に感情移入させる以外にない。
(遺伝子もコンピュータでエミュレートすればいい)

・ディンゴの趣味はもっと「役に立たない物」にするべき。
(ロックはともかく、音楽鑑賞はディーバ内でも趣味として通用している)

・フロンティアセッターが『人間性』を獲得している必要はない。

再度書くが、これらはスタッフもわかってやってるはず。
わかりにくい話を作るつもりはないのだろう。

こういうエピソードが欲しかったなあ、というのを一つだけ。
それは『初めてのトイレ』。
アンジェラは「食った」ので、絶対に「出す」はずである。
また、彼女は体調が悪いことに気づかないぐらいの『肉体オンチ』である。
つまり尿意と便意に気づかない可能性が高い。
気づいたとしても便器(洋式なのか和式なのかもっと別のか)の使い方がわからない。
「拭き方」なんて未知の領域だ(僕らがいつもと違う方の手で拭くのも難しいぐらいだし)。

これぐらいはスタッフも考えたはずだけど、そりゃまあ、カットするだろう。

2014年10月29日水曜日

『たった2人の旧ライトノベル帝国の逆襲(仮題)』あらすじ

 ここ一週間ぐらい、変なネタで小説が書けないとネタをいじくり回していた。
 それが下記の『たった2人の旧ライトノベル帝国の逆襲(仮題)』だ。
 商業出版はほぼ不可能であるのと同時に、どこかの新人賞に応募して選考委員の笑いを取ることも難しそうであるため、ボツにすることを決心した。
 でも、そのまま僕の頭の中で忘却させてしまうのはもったいないので、ここに書き残しておこうと思う。
 先に書いておくが、びっくりするぐらいくだらないので、読む人はそのつもりで……。
 以下、あらすじである。


『たった2人の旧ライトノベル帝国の逆襲』(仮)
 舞台は、ライトノベルに登場する「力」を持つ能力者たちが住む街。
「現代ライトノベルは軟弱だ!」
 そう宣言したのは、矢神遼(麻生俊平著『ザンヤルマの剣士』主人公)の力を持つ少女Aである。
 彼女は相棒の少年B(能力未定)とともに、旧ライトノベルの力を持つ能力者を集め、現代ライトノベルの力を持つ能力者たちに宣戦布告を行う。
「こいつを放っておくとやばい」という理由により、真っ先に上条当麻(鎌池和馬著『とある魔術の禁書目録』主人公)を物理攻撃により抹殺する旧ラノベ帝国。
 他の現ラノベ能力者も、次々と抹殺していく。
 しかし旧ラノベ能力者にも問題がある。
 リナ・インバース(神坂一著『スレイヤーズ!』主人公)は呪文が長すぎて覚えられない。
 オーフェン(秋田禎信著『魔術士オーフェンはぐれ旅』主人公)の能力者は格闘術が再現できないため使い物にならない。
 山本洋子(庄司卓著『それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ』主人公)は扱う兵器が存在しない……。
 少女Aと少年Bは手段を選ばずに戦い、なんとか現ラノベ能力者たちを始末し、旧ラノベ能力者の勝利を宣言しようとしたその時――
 それまで沈黙を保っていた羽月莉音(至道流星著『羽月莉音の帝国』主人公)の能力者が建国を宣言、1京を超える部費を武器に、あっさりと少女Aと少年Bを組み伏せる。
 ――了――


 同人誌にならできるだろうか……。

2014年10月19日日曜日

山本弘『プロジェクトぴあの』感想

 面白かった。
 帯に「山本弘ワールド全開!」と書いてあるとおり、僕の頭の中にある「山本弘さんらしさ」を存分に詰め込んだ作品だった。

 特に第二種永久機関装置「みらじぇね」のエピソードは最高だ。
 アイドルのコンサートに行ったら、お土産として彼女が発明した小さな永久機関装置をもらえて、コンサートを楽しんだあと家でそれを動かしながら彼女に想いを馳せることができるのだ。
 そんなアイドルがいたら、そりゃ夢中になるだろう。

 ファンにお土産として配った理由は、それをそのまま「永久機関装置ができました」と発表したって世間に相手にされないからだ。
 説明なしに受け取ったファンがその原理を解明して論文を発表するのを待つ、って寸法。
 論文を書いた猪口裕人、いいよなあ。
 コミケで自分のサークルスペースにアイドル本人が同人誌(論文)を買いに来てくれて、そのあと天才科学アイドルから最高級の「ご褒美」をもらうんだよ。
 彼は、この作品内で唯一「ご褒美」をもらったキャラじゃないかな。
 そりゃ悶絶するさ。

 彼女の歌の一曲「ほんの62マイルが」もいい。
 作中で詳しい歌詞や曲調は紹介されないけれど、曲に込められた想いは語られている。
 一番グッとくる曲名だった。

 さて。
 この作品は、強烈な一文から始まる。
<ようこそ旧人類ども。>
 なお、「旧人類」は「うすのろ」と読ませる。
 天才理系アイドル・結城ぴあのは、自らを突然変異体(ミュータント)と称しているから、彼女を「新人類」と位置づけているのだと思う。
 人の気持ちを理解できず、愛するという意味がわからない。
 でもすごく頭がよくて、自宅のガレージで核融合実験をしたりする。
 セックスには興味がないし、持つつもりもない。
(性欲があるかどうかについては、触れられなかった)
 そんな彼女の相棒にして語り手の「すばる」は男の娘で、かなり特異なキャラだけど、ぴあのほど変わっている訳じゃない。
 これは、新人類と旧人類の物語な訳だ。

『地球移動作戦』を読んだ人は物語のラストを知っている訳だけど、まあ一応ここでは書かない。
 しかし、ぴあのは旧人類のことをどう思っていたのだろう。
 この作品には愚かな旧人類がたくさん出てくるのだ。
 それは彼女が目的を達成する最後まで立ちふさがる。
 すばるは彼女の理解者だったけど、ラストに格好良く振る舞うことはできなかった。
 作中で格好良く振る舞えたのは青梅秋穂ぐらいかな?
 最初から最後まで格好いい旧人類は、いなかった。
 ぴあのの旧人類に対する感想は
「やっぱりこんな程度か」
 ぐらいだろうか。
「所詮こいつらは全員箪笥か」
 だったら嫌だな。

 ぴあのの最後の台詞は、彼女がすばるに譲歩したようにも感じた。 
 あれは成長なのか、堕落なのか。
 新人類ぴあのにとって、旧人類すばるだけは、少し特別な存在であったと信じたい。

2014年9月10日水曜日

『キャッスル・メイド』質問箱-まだ読んでいない人向け

Q.
『キャッスル・メイド』ってなに?

A.
ポニーキャニオンから出版されているライトノベルだよ。
今回は「アニメ化大賞」というコンテストで奨励賞を受賞した作品が出版されたんだ。


Q.
ジャンルは?

A.
時間SFだよ。


Q.
タイトルからして、お城勤めのメイドさんが主人公?

A.
お城もメイドも出てきません。


Q.
ヒロインは何人ぐらいいるの?

A.
6人+αぐらいかな。
ちゃんと数えたことないからわかんないや。


Q.
そんなにヒロインがいるってことは、ハーレムもの?

A.
主人公が女の子だから、多分違うよ。


Q.
女の子たちが一人の男の子を取り合ったりしないの?

A.
……僕の知らないところで結構しているかもしれない。


Q.
『ここが大阪なら、きみは薙沢』と『Re:鉄腕ガール』の2本収録って書いてあるけど、これは別々の話なの?

A.
2つの話はちゃんとつながってるよ。
ポニーキャニオン主催のアニメ化大賞で奨励賞を獲ったのが短編『ここが大阪なら、きみは薙沢』なんだ。
出版するには量が足りないので長編『Re:鉄腕ガール』を書き足して、これは『ここが大阪なら、きみは薙沢』の続編なんだよ。


Q.
舞台が大阪ってことは、みんな大阪弁で喋るの?

A.
ちゃんと大阪弁で喋るのは一人ぐらいだね。


Q.
もしかして、大阪弁が書けないから大阪弁キャラがいないの?

A.
僕はこれでも大阪出身なんだ。
と威張って(?)はみたものの、大阪弁オンリーで文章を書くのは本当に難しいので、その質問は間違っていないこともないね。


Q.
帯に菊地康仁監督のコメントで「ライトノベルらしくない」って書いてあるし、ぽにきゃんBOOKSのサイトでも担当さんが「本当にライトノベルっぽくない」って言ってるけど、本当にラノベなの?

A.
超能力者とかアンドロイドとか巨大メカとか異世界人とか出てくるので、ラノベ。
「らしくない」と表現されたということは、「ライトノベルにしてはちょっと変わっている」という意味であり、集合論的にもラノベ。


Q.
この世界の超能力ってなにができるの?

A.
主に『力場型』と『思念型』が登場する。
『力場型』の能力は、ほぼ肉体強化だと思ってもらって間違いない。
殴ったり蹴ったりが得意な奴らだ。
『思念型』は「エーテル」という粒子を操って物を作れる3Dプリンタみたいな能力だと思ってもらえれば。


Q.
新生者とか血族者ってなに?

A.
超能力は遺伝するので、親が能力者であった場合、子孫も能力者になるんだ。
そんな「生まれた時から能力者の人」を『血族者』と呼ぶんだね。
『新生者』は、突然変異で能力者になった人だよ。

2014年8月29日金曜日

『キャッスル・メイド』の特典情報



 今のところ判明しているのは、以下の通り。


 アニメイト SSペーパー

 めろんぶっくす 特製しおり

 エルパカBOOKS ブロマイド

 ゲーマーズ オリジナルブロマイド

 とらのあな 特製両面イラストカード

 詳細はリンク先を確認して下さい。
 他にもあるかどうかは、ちょっと、えーと、僕は知らない(汗)。

2014年8月26日火曜日

こんな『すべてがFになる』は嫌だけどドラマが楽しみです

 森博嗣さんのミステリィ小説『すべてがFになる』が実写ドラマ化するとのこと。

http://www.fujitv.co.jp/F/

 僕は主演する役者さん二人を、公式サイトにある写真でしか見たことがない。
 つまり実際に演技しているところを見たことがない。
 と言うか動いているところを見たことがない。
 なので原作の犀川創平、西之園萌絵とのギャップはよくわからない。
 リアリティを追求すると、どっかの工学部から助教授(准教授)と学生を連れてこなきゃなんないし。
 犀川先生役の方は「ひげを伸ばそうかな」的なこともおっしゃってるらしいし、頑張って欲しい。

 あー。
 Twitterとか見ていると、原作ファンのほとんどはドラマに期待していないみたい。
 自分のイメージ通りのドラマが作られることはあり得ないから、仕方ない。
 過去の経験から言っても、まあ、実写ドラマ化されて面白くなった作品は、うん、あれだから。

 しかし、まだドラマは作られていない訳だから、可能性ぐらいは楽しみたい。
 楽しみたいので、どうしたら放送を楽しみに待てるかを考えてみた。
 Twitterで検索をかけてへろへろと考えてみた結果、こんなことを考えたらいいと思った。

「ドラマ版では、きっとこんなダサい演出をするぞ」

 よし。
 前向きに行こう。


■犀川先生が白衣を着ている。
 ありそう。
 ありそうで怖い。

■犀川先生は毎朝コーヒーを飲みながらじっくり新聞を読み、テレビをチェックする。
 幻滅だ。
 反対に「テレビを見る時間なんて無駄だ」的なセリフがあったら拍手喝采だ。

■西之園萌絵の愛犬トーマが仰向けになって寝ない。
 映像として登場させないなら、話のネタとしてだけ出るかな?

■西之園君が古今東西の名探偵のセリフを口にする。
 これは案外楽しめるかもしれない。

■国枝桃子助手が犀川先生に気がある。
 西之園君とコーヒーを作るのを競ったり。
 うざ。

■犀川先生の作った文書に「コンピューター」「プログラマー」「エネルギー」「シャッター」といった表記がある。
 百年の恋も冷めます。

■真賀田四季博士が数字の七の話をしない。
 考えるのも怖い。

■犀川先生が地球に優しい。
「自然は美しいなあ」とか言ったりね。
 ここは監督のセンスが問われると思います。

■犀川先生と西之園君がLINE的なSNSでメッセージをやりとりしている。
 これは……うーん……時代設定によっては入れ込まないのが難しいなあ。

■犀川先生がイキイキと会議に参加して仕切っている。
 はっはっは。
 会議が予定通りに終わるね。

■犀川先生は煙草を吸わないので、真賀田博士は彼を気にしない。
 平和だな!

■犀川先生がちょっと気が狂っていない。
 この表現、TV的に大丈夫かね?

■真賀田研究所で使われているコンピュータのOSがどう見てもWindows。
 メーラもOutlookだったりして。


 多分、もうちょっとしたらこの手の「こんな『すべてがFになる』は嫌だ」が出回るだろうから、楽しみにしてようっと。

2014年8月19日火曜日

『キャッスル・メイド』の見本が届いた


 見本、と言っても、もちろん本物です。
 これと同じものが書店に並びます。


 棚差しにしてみる。
 気のせいか分厚いような……。
 でもお値段据え置きの620円+税です。

 ぽにきゃんBOOKSのサイトで書影を見た友人たちには、特にタイトルロゴが好評です。
 まだお見せできませんが、各話の扉もこってますね。
 装丁は株式会社トライボールさん。

 モノクロイラストも全部載っています(当たり前だ)。
 このキャラとあのキャラが特に可愛い(機密保護のため名前は伏せます)。
 イラストは緒原博綺さん。
 アニメ『バディ・コンプレックス』のコミカライズを担当している方です。

 そうそう、お気づきになりましたか奥さん!
 ぽにきゃんBOOKSライトノベルシリーズ名物(?)金ぴかの帯!
 なんと、菊地康仁さんに推薦をいただきました!
 
 さて。
 今「それは誰だろう?」と思った
 かつ、
 アニメ『IS<インフィニット・ストラトス>』が大好き
 そんな人にメッセージです。

 菊地康仁さんは「IS」の監督だよ。
 SFアニメにもたくさん関わっておられます。

 こうして考えるとアニメに関係する方々に関わってもらっていますね。
 アニメファンとしてすごく嬉しい。

 そんな『キャッスル・メイド』は9月3日発売です。

2014年8月13日水曜日

『キャッスル・メイド』の書影とコミケ

 ぽにきゃんBOOKSのサイト(http://www.ponicanbooks.jp/book/530/)で、タイトルロゴが入った『キャッスル・メイド』の表紙が公開されました。
 タイトルの「L」が時計になっていたり、格好いいです。

 さて。
 このロゴ入り書影を初めて見た時(実はついさっき)思ったことは、「ぽにきゃんBOOKSライトノベルシリーズの本で、表紙のタイトルが英語表記だけなのは、これだけでは?」ということ。
 普通、カタカナとかで併記するよね。
 これは責任重大だぞ……(がくがく)。
 というのも、桜坂洋さんの名著『All You Need Is Kill』でも、「タイトルが英語のライトノベルは売れない」とか言われたらしいです(ぶるぶる)。
 でも、格好いいし、いいか。
 編集部の大挑戦ですね。
(※表紙をよく拡大してみたら、カタカナで書いてある……ような……)

 ちなみに、タイトル表記が英語になった理由は、多分「MADE」と「MAID」がややこしいからです(あ、僕の責任か……)。
 この小説にメイドさんは出てきませんからね。
 愛らしい小間使いなら、いないこともないけど。
「ほんならどんな作品やねん」と思われた方は、ぜひコミケへ。
 逢坂総司くんがコミックマーケット86で僕の同人誌を頒布してくれます。

 日付:1日目15日(金)
 スペース:西う38a
 サークル名:本屋Books
 詳しくはこちら(https://sites.google.com/site/circlebsbs/event/comiket86

 ここで頒布する『ここが大阪なら、きみは薙沢』は、『キャッスル・メイド』に収録される作品。
 同人誌にした作品をアニメ化大賞に応募して、奨励賞を受賞したのです。
 ぜひ一足早く読んでみて下さい。

 僕はコミケ会場には行きません。
 最近は一日の四分の三を寝て過ごしているので……。
 いや、単に体調が悪いだけなんですが、それはまあ時間が解決してくれるでしょう。
 それでは。

2014年7月15日火曜日

私の本が発売になります!

 ついに、ついにこの時が来ました!
 私の書いた小説が発売されます。
 →http://www.ponicanbooks.jp/



 予約するのに必要なデータをリストアップするとこんな感じ。

タイトル:キャッスル・メイド
著者:南雲マサキ
イラスト:緒原博綺
発売日:2014年9月3日
価格:本体620円+税
出版社:ポニーキャニオン
ISBN-10:4865290753
ISBN-13:978-4865290752
(↑このISBNをメモっておくと本屋さんに有り難がられます)

 収録されるのは、ポニーキャニオン主催のアニメ化大賞で奨励賞を受賞した短編『ここが大阪なら、きみは薙沢』。
 あと、その続編にあたる長編『Re:鉄腕ガール』です。
 2作とも超能力者や過剰武装の警官、異世界人、軍隊までもが入り乱れて時間移動トラブルに立ち向かう話です。
 タイトルからもわかるとおり時間SFの一種ですよ。

「おっ、どんな話なんだろう」と思われた方に朗報。
 逢坂総司くんが『ここが大阪なら、きみは薙沢』を同人誌にしてくれています。
 イベントで同人サークル・本屋BooksのスペースへGo!
(コミケ86は1日目西う38a)
(本屋Booksのサイトへのリンクは、このブログの左上にあります)

 しかし、イラストが素晴らしいですな!
 私の作品とは思えないほどキャラが美麗・可憐・イケメンです。
 おまけに、超絶愛らしいイラストもあるんですよん。
 みなさんお楽しみに。
 そしてありがとう緒原博綺さん。
 イラストを担当して下さった緒原さんは、アニメ『バディ・コンプレックス』のコミカライズをされています。
 絵がかっちょいいのよ。
 イラストを緒原さんにお願いしよう、と決めたのは担当編集のTさん。
 Tさん、いい仕事してくれます!
 これからも皆さんの働きに負けない小説を書くぞ(これからがあるのか……?)。

 んでは、みなさま、ぜひ本屋でご予約を!
 予約すると本屋さんが「お、この本人気なのか? ならばたくさん仕入れよう」と思ってくれます。
 って言うか、大きな本屋さんじゃないとなかなかたくさん入荷してくれないから、ぜひご予約を。
 よろしくお願いします。

 なお。

 ポニーキャニオンの通販サイト「きゃにめ.jp」で予約するのも、いいですよ。
 →http://canime.jp/

 無論、私が恋するAmazonで買ってくれてもいいんですよ?

2014年6月27日金曜日

ヘンケルの爪切り、ふたたび。

 ヘンケルの爪切りの、おそらく一番有名なタイプの奴を入手しました。

P1000495.JPGP1000496.JPG
まずは取り出します。
革のケースに入っているなんて、おしゃれさんですね。

P1000497.JPGP1000499.JPG
この状態では単なる金属の板みたい。
ここから〈いち〉と動かす。
尻の部分が引っかかっているので、引っ張って外すんです。

P1000500.JPG 〈に〉と、板を引っ張った指を離す。
すると、あっと言う間に爪切りの形に。
でも、これは「まだ爪切りじゃない」(SFギャグ)。
P1000501.JPG
先の部分をはめ込む。
これが〈さん〉。
これで完成です。

P1000505r
おっしゃれー。
そら『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』の司書さんも喜ぶわ。
村上春樹さんのえっちー。

2014年6月25日水曜日

ボールペン『ジェットストリーム プライム』を買った。

 三菱鉛筆の有名なボールペン『JETSTREAM』の新アイテム『PRIME』を買ってみました。

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なかなか高級感がある。
ボールペンは1,000円程度では高級感のあるものはなく、この価格でこの高級感は珍しいと思う。

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それぞれが何色なのかは、尻についている部分で確認する。
スタイリッシュなデザイン……かな。
ちなみに、黒・赤・青の3色です。

P1000494.JPG
ボール径は0.5mm。
小さい文字が書けるので、ほぼ日手帳と一緒使うことにしました。
小説校正のお供には、パイロットの『タイムライン(TIMELINE)』があるしね。

使ってみた感想は。
すごく書きやすい!
インクののりもいいし、するする滑るように書ける。
だからガリガリ引っかかる書き心地が好きな人には、向いてないです。
私は、手帳に関しては、この書き心地が好み(小説の方は、少し引っかかる方が好き)。

見た目も気に入ったし、書いてヨシ、見てヨシです。
メモ帳のロディア用にもう一本買いたいなあ……。


紹介した『ジェットストリーム プライム』はこちら。
「ボールペン3色にプラスしてシャープペンも必要」という方は、『ジェットストリーム プライム 3&1』をどうぞ。
南雲オススメのタイムライン。これで小説校正してると楽しい。

2014年4月13日日曜日

noteで小説を無料公開しています。

 最近流行っているnoteでなんかしようと思い立ち、過去に書いた小説を掲載することにしました。
 南雲マサキのnoteのアドレスはhttps://note.mu/nagumo4423です。

 さっそく、第5回創元SF短編賞の最終選考に残った作品『バディ、ハミング、ポタリング』の一部も掲載しています。
 あと、1次選考で落選したけれど気に入っている『魔法つかいの冬』の全文も。 

 今のところ無料でやってますが、なにか思いついたら有料コンテンツもやります。
 では。

2014年4月12日土曜日

落選したので色々やってみる。

 第5回創元SF短編賞、最終選考にて落選。
 悲しいけれど、ここまで来たのは嬉しい。
 来年までになにか思いついたら、また応募しよう。

 と言う訳で、過去の落選作で同人誌にするほどでもないけれど気に入っている小説をnoteで公開してみた。
 ごめん、まずは有料設定してあります。
 アドレスはこちら。↓
      https://note.mu/nagumo4423

 んではでは。

2014年3月19日水曜日

第5回創元SF短編賞の最終候補作になりました!

 東京創元社さんの『創元SF短編賞』に応募した『バディ、ハミング、ポタリング』が、最終選考に残りました。
 http://www.tsogen.co.jp/award/sfss/

 うまくいけば、あれですよ。
 ライトノベルとSF小説でダブルデビューですよ。
 鳴り物入りですよ。
 ああ。
 はるこん、どうしよう……。
 http://www.hal-con.net/ja

2014年3月8日土曜日

第5回創元SF短編賞の第1次選考を通過!

 タイトル通りです。


http://www.tsogen.co.jp/award/sfss/

 ひゃっほう。

 僕の書く小説は、大体が「SF小説を名乗るにはSF濃度が薄い。でもライトノベルと呼ぶにはエンタメ性が低い」という感じ。
 ぶっちゃけ、どっちつかずで中途半端な訳です。
 この『バディ、ハミング、ポタリング』もそんな作品なので、選考を通過したのは本当に嬉しい。
 選考の方々としては「仲間はずれもかわいそうやし、SFの端っこに入れといたろ」ということなのかな、と妄想。

 ちなみにこの短編小説の主人公は全身義体の女性アスリートです。
 賞を獲れなかった場合は、いつも通り同人誌にして頒布する予定。
 よろしくです。

2014年1月31日金曜日

小説執筆の道具を整理できるバッグ

■『LIHITLAB スマートフィットキャリングポーチ A4』


文房具などを整理して持ち歩けるバッグ。





これぐらいは余裕で入ります。



ボールペン×1
シャーペン×1
マーカー×1
付箋×1
長財布×1
ほぼ日手帳×1
B5ノート×1
A4の原稿×約150枚(もっと入る)

※一応、ノートパソコンが入れられるようにクッションが入ってる(まあこれにPC入れて持ち歩く勇気はないが)。

出し入れする時に原稿が引っかかったりしないから、クリアファイルは必要なし。
これがなかなか便利で、原稿を持ち歩く時にも使える。
図書館に行く時とかに使ってます。

今年最初のヒット商品です!
僕の中では。

2014年1月12日日曜日

第5回創元SF短編賞に応募した。

 はい、タイトル通り。
 応募受付番号は152、153。
 はい、2作応募してます。

 それぞれのタイトルは『バディ、ハミング、ポタリング』と『魔法つかいの暁』。
 バディ~は、過去の作品からタイトルをもらってきていません(珍しい!)。
 魔法つかい~は、石川喬司さんの『魔法つかいの夏』がタイトルの元ネタですね(某有名ゲームじゃないぞ)。

 応募した後に原稿を振り返るのは辛いので、テキストをフォルダの奥に突っ込んで、別のことをしよう。
 とりあえず、自転車を磨こう。

 あ、選考を通過したけれど入賞できなかった場合は、これも同人誌にする予定です。
 ご期待下さい。

 では。