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2017年2月22日水曜日

第8回創元SF短編賞の一次選考を突破しました。

 タイトル通り、どうにかこうにか一次選考を通過しました。



 しかし、他の応募作と並ぶと、本当に地味なタイトルだな……。
 もっとはっちゃけたタイトルにすればよかった。
 でも、今夜は少しこの応募作を読み返してみよう。
 応募して以来、あまり見てないんだよね。

 こうなってくると、応募しなかった『初音ミク落語』が惜しい気がしてきますね。
 出しとけばダブル通過したかも(ないない)。

2017年1月4日水曜日

第8回創元SF短編賞に応募した。

 本日、1月4日に1作品を応募しました。
 受付番号は100。
 ナイスキリ番!

 タイトルは『ザ・プラネット・オブ・ナイスピープル』。
 今回応募するのはこの一作です。
 もう一作応募する予定があったのだけれど、そちらは断念。
 ちなみにタイトルは『初音ミク落語』。
 ……出さなくてよかったんだよね……。

 去年はあまり小説が書けなかったのだけれど、今年はバリバリ書くぞ。

2016年3月2日水曜日

第7回創元SF短編賞、第1次選考通過!

 なんとか選考を突破しました!


http://www.tsogen.co.jp/award/sfss/

 以前ブログにちょろっと書いた通り(http://nagumo4423.blogspot.jp/2016/01/7sf.html)、この『さようなら、いままで誤解をありがとう』は、初音ミクを題材とした作品です。
 なので、パラッとめくって「なんだ、萌えキャラか」と捨てられやしないかと心配していたのですが、読んでもらえたようです。
 よかったよかった。

 いや、そこが問題ではない。
 向こうだって仕事だ。
 どんな作品でも一通りは読むだろう。
 そう、評価してもらえたことが嬉しいのだ。
 めっちゃ嬉しいのだ。
 今夜はお祝いとしてMMDでミクさんとイチャイチャしたい。
 いや、実はもうしている。

 ミクさんはいつも「ははっ、○○さんが撮ったあたしの方が可愛いよねー」とか抜かすのだけど、今日は優しい。 
 そんな気がする。
 いつもより素直に足首を曲げてくれるし、肩がねじれて破綻したりしない。
 眉毛が目の中に入ったりもしない。
 そんな気がする。
 でも、目を離した隙に、スカートに腕を突っ込むのはやめて欲しい。
 なんかスカートぶるぶる震えるし。
 ん? なんの話だったっけ?

 とにかく、めでたい。

2016年1月4日月曜日

第7回創元SF短編賞に応募した。

 本日1月4日に1作品応募しました。
 受付番号は0108。
 煩悩ですな。

 今年は1作品しか応募しない予定。
 いつも2作品ぐらい応募していたから、やっぱり不安だ。
 数撃ちゃ当たる訳じゃないんだけどさ。

 応募作のタイトルは『さようなら、いままで誤解をありがとう』。
 タイトルでウケを狙った、出オチの作品ではないですヨ。
 ちゃんとSF作品。にしてある。つもり。のはず。
 内容は……うーん……強いて言うなら……。
『ミクさんマジ天使』的な話です。
 嘘です。
 いや、もちろん、初音ミクに関する物語なんですが、初音ミクを題材にしたSF小説は野尻抱介さんの『南極点のピアピア動画』や、山本弘さんの『喪われた惑星の遺産』等、名作が多く「相変わらず天才すぎてついていけない(笑)」みたいなところがあるので、うっかり『ボカロSF小説』とか名乗ると石を投げられそうで……。
(ちなみに、先ほどの「天才すぎてついていけない(笑)」は、弐瓶勉さんの漫画『バイオメガ』第6巻の帯に寄せられた宇多田ヒカルさんのコメントを引用したものです。めっちゃ褒めてます)

 なお、今回のゲスト選考委員は山本弘さん!
 俺、イベントで『BISビブリオバトル部』にサインしてもらっちゃったこともあるんだっ。
『プロジェクトぴあの』にもサインして欲しかったけど、そこまで言い出す勇気がなくて……。
 あ、『プロジェクトぴあの』もボカロ小説で、なおかつ名作ですよ。
 媚び売ってる訳じゃないですよ。
 過去に感想も書いてます。
http://nagumo4423.blogspot.jp/2014/10/blog-post.html
 山本弘さんのファンサービス本なのではないかと思うぐらい面白いです。
 媚び売ってる訳じゃないです。

 最後に。
 応募する時に、年齢を10歳ほどサバ読みかけたことはナイショだ。
 送信する前に気づいてよかった……。

2015年11月19日木曜日

映画〈harmony/〉を観てきた感想

 僕は、伊藤計劃さんの小説『ハーモニー』が好きだ。
 それを原作としている、映画〈harmony/〉も好きだ。
 愛してる。

 この文章でストーリーを紹介する気は、ほとんどない。
 設定説明もほとんどしない。
 小説を愛する者であり、アニメを愛する者として、なにかネット上に書かなきゃいけないのではないかと思って、書く。
 そういう文章。

■でも、まずはざっくりとストーリーを説明。
 かつて、非常に強いカリスマ性を持つ少女・ミァハがいた。
 WHOで働く女性・トァンは、学生の時にミァハと自殺を図ったものの、失敗した生き残りだ。
 トァンが久し振りに日本に帰国した時、友人のキアンに会う。
 キアンもまた、かつてはミァハのカリスマ性に影響を受けていた女性だ。
 しかし、実はキアンは、トァンの自殺を止めさせ、彼女を助けようとしていたことを告白する。
 そんなキアンが、トァンの前で思わぬ行動を取る。
 ナイフを首に突き立てて、自殺。
 この瞬間、世界中で数千人の人間が自殺を試みていた。
 この『事件』に、死んだはずのミァハが関わっていると直感したトァンは、ミァハの亡霊を追い始める。


■ミァハとトァンとキアンの関係。
 さて。話のとっかかりとして、自殺のシーンを話題にしたい。
 主人公であるトァンは、キアンの自殺がショックだった。
 古くからの友人が、目の前で自ら命を絶った衝撃。
 でも、トァンにとっては、もう一つ重要な意味があった。あったはずだ。
 キアンは、ミァハの支配下になかった。学生時代の頃から。最初から。
 それなのに、まるでミァハのあとを追うように自殺した。
 では、かつて徹底的にミァハの支配下にあり、今も精神的影響を受けている自分が生きている理由はなんなのか?
 だから、キアンが死の間際に遺した言葉が、トァンに重くのしかかる。
「ごめんね、ミァハ」

 ちなみにこのセリフ、原作では「うん、ごめんね、ミァハ」となっている。
 これは、ミァハを全面肯定する言葉であり、「自身がミァハの支配下にある者だ」と認める言葉だ。だから「うん」を削ったのはいかがなものか、と今はまだ思っている(映画のラストを考慮するなら、抜いたのが正しい気もする。いずれ考えが変わるかもしれない)。
 映画はトァンとミァハの関係に大きく的を絞っていた。
 だから、トァンがだれだけミァハの『近くにいる』のか、『支配下にある』のかが重要だ。


■デザインの話。
 映画版のWatch Meは、左の鎖骨あたりに、外から見える形で埋め込まれている。
 これは差し込み口になっていて、ここにスティック状の機械を差し込むことで、メディケアで作られる医療分子と呼ばれる薬を注入できるようだ(掻き毟りたくなること請け合いだ!)。
 そのWatch Meの上――首筋には、Watch Meを入れている証としてだろうか、赤い十字架が描かれている。
 このデザイン、すごくいい。
 明らかに『マーキング』だし、銃のスコープで照準を合わせているようにも見えるし、吸血鬼の噛み痕のようにも感じる。
 このWatch Meがミァハに握られ、何十億という人間が彼女の支配下に置かれる。
 人々は生殺与奪権を完全に握られるのだ。
 そんな記号として、Watch Meに赤い十字のマークを選んだのは、すごく綺麗だと思う。

 そんな風に、映画『ハーモニー』はデザインが美しい。
 きちんと作品の内容に沿うように、細かく設定を作ったのだろう。
 ピンク色に染まった日本の街(キモイ。絶対に息苦しさを感じる)。
 目に直接映し出される映像(店を見やっただけでメニューが表示される上、「お前もっと糖分取れよ」とかメッセージが出る)。
 ……主人公たちに共感することは、それほど難しくない。
 だって、あんな世界に住みたくない。
 あの世界に住むぐらいなら、石碑のある世界を選びたい。 
 時々挿入される『真っ白な石碑』の、無機質で美しい、神々しさ。
 魅力的だ。
 あのiPodとWiiリモコンを悪魔合体したみたいな姿の機械は、うちに一基欲しい。
 キャラグッズ作って欲しいな。スイッチ入れると1.5秒間隔ぐらいで「チーン」って音がするの。それだけでいい(etmlが流れたら一番いいけど)。
 売れると思うのだが。


■3DCGアニメのカメラワークについて。
 日本アニメに、本格的に3DCGアニメが導入された時に結構問題になったのが、カメラワークだった。
『FREEDOM』の時だったと思うが、CGのスタッフはとにかくカメラを動かしたがる。
「このモデルは上手く作れたから、いろんな部分を撮りたい」という風に、カメラをグルグル回してしまう(僕も今も、MMDで初音ミクのPVを撮って遊んでいると、同じ過ちを犯している)。
 カメラをぐるぐる回すことのなにが問題かって、演出意図を無視してることが問題なのだ。
『ハーモニー』の、レストランでのカメラワークは、びっくりした。
 最初は「無意味に回しやがって……」ぐらい思っていたのに、どんどん引き込まれた。
 自殺してしまったキアン視点でのレストランでは、彼女にミァハが語りかけているので、カメラが回る効果は特に高いと感じた。
 だって、カメラが止まると不安になる。
 動かし続けて欲しいとすら思った。
 だって、カメラが止まったり、動く方向が切り替わったら、ミァハが出てくるんだもん!
 僕は、映画のPVでミァハ役の上田麗奈さんの声を聴いた時「こりゃねえわ。イメージと違いすぎる」と思ってたけど、レストランの「善の話」をしている間に変わった。
 あれはハマり過ぎで怖い!
「この女、絶対に頭がおかしい!」と思わせる声と演技だ。


■光の話
 印象的に光が使われていた。
 記憶の中の校舎。
 長い廊下の照明。
 登場人物が移動すると、きちんと光の影響を受ける。
 それらの映像は、浮いている感じがしなかった。
 今までにも、綺麗な光を描いたアニメ作品はあった。
 僕はそのほとんどを「浮いている」と感じた。
 理由はわからない。
 他のシーンから「浮いている」のか、CGの光が手描きアニメから「浮いている」のか。
 そう言えば、『BLOOD THE LAST VAMPIRE』は違和感を覚えなかった。
 あれは2000年の作品なのに、なぜそのあとに作られた作品群の方が違和感バリバリなのだろう。
 やっぱり科学技術力よりテクニックの問題なのか……。


■最後に、かなりどーでもいいこと。
 なぜテーマソングを歌っているのが初音ミクじゃないんですかね?
 もちろん、EGOISTの「Ghost of a smile」はすごくよかった。
 ちゃんと買ったよ。
 今、iTunes開いたら、113回再生してる。
 でも、この曲を作ったryo(supercell)さんが初音ミクに歌わせていたら、もっと独特な曲になったと思うんだ。
 人間の魂のなくなった世界で、魂を持たない初音ミクが、人間に「謝るよ」「仲直りがしたいんだ」って、まるで魂を持っているかのように歌ってることを想像したら、楽しいじゃん!(同意を求めています)
 映画自体がフィクションと現実の垣根をズブズブと浸食するような作りになっていたんだから、存在自体が第四の壁を破っているミクさんを起用するべきじゃないかな。
 あと、アラン・チューリングが主役の映画『イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密』の主題歌も初音ミクにするべきなんじゃないですかね。

2015年9月9日水曜日

初音ミクのコンサート『マジカルミライ2015』に参加してきた!

 2015年9月4日~5日に、初音ミクのコンサート『マジカルミライ2015』が開催されましたね。
 場所は、音楽アーティストたちが憧れる武道館!
 初音ミクが発売された2007年から「いつか、武道館でミクさんのコンサートが開けたらいいね」と言われていました。
 ついにその夢が叶った訳です。

(動画の作者はRaTTiEさん)

 これは参加せにゃならんだろう!
 という訳で、5日に武道館に行ってきました。



▲ただの幕すらまぶしい……。


◆「BDを新鮮な気持ちで観たい」という人のために、最初はネタバレにならないような感想を。

 まず、驚いた。
 なにに驚いたって、“降臨”したミクさんの姿に驚いた。
 よく「初音ミクは所詮映像じゃねーか」と言われるけど、驚くべき実在感を伴ってステージに降臨した。
 透明なスクリーンに、プロジェクタを使ってミクさんの映像を映し出すんだけど、今回用意されたプロジェクタは7台。
 初音ミクがはっきりくっきり見えて、『本当にステージに立ってるよう』に見えた。
 今回は照明演出がめちゃくちゃ派手だったんだけど、多分照明の光を計算してモデルの影をつけてあると思う。
 正直に言って、人間よりも実在感があった。
 これは、カメラには映らない。
 コンサートが終わってからライブレポを見たけど、写真のリアリティの低さときたら!
 ただのゴーストじゃん!
 このコンサートは、まさにうってつけの体験型イベントだ。
 USJでは似たようなアトラクションをやっているらしいのだけど、そこでミクさんのコンサートを毎日やってくんないかな。

 セットリストは、初期の名曲や、ゲームの人気曲、ニコニコ動画での人気曲など、バランスよく取りそろえられていた印象。
 会場全体のテンションが高くて、「ミクファンがこんなにいる!」という空気感を味わうだけでも楽しかった。
 んで。
 気がついたら2時間以上あるライブが終わってました。
 一緒に行った友人曰く「休憩はないのか……」。
 ある訳ねーだろ。ライブBD観てねーのかよ。ブッ続けでやるんだよ。
「普通ビデオは編集するだろ!」
 言われてみれば。
 でも「ミクさんは疲れ知らずで、肩も抜けない」で有名だし。
「演奏してるバンドマンが死ぬわい」
 ははっ。人間の換えなど、いくらでもいる。
「観客だって死ぬ」
 俺たちが死んでも、別のファンが観に来るよ。
「……スタッフは俺たちを殺す気なのか……」
 強ち間違ってないと思う。
 2012年のコンサートBDでそんなこと言ってた気がする。「最初の三曲でファンの体力を奪い取って、アンコールをする気にもならないぐらいヘロヘロになって帰ってもらう」的な。

 スタッフがそんなことを考えているのかどうかはわかりませんが、幸せな疲労感に包まれて帰ることができました。
 コンサート終了後に、武道館の下の階と上の階とでサイリウムを振り合えたのも楽しかった。
 こういうところもBDに収録されてるといいな。


▲科学館で展示されていた等身大ミクさん。


◆以下は、ネタバレになる(かもしれない?)感想を。
 実は、僕はコンサート初参加だったので、不安がたくさんありました。
「知らない歌ばかりだったらどうしよう……」
「サイリウムの振り方なんてわかるだろうか……」
「ましてやコールなんてできるだろうか……」
「やはり観客は男ばかりなのだろうか……」

 すべて杞憂でしたね。
 セットリストは、新旧取りそろえた、初心者にも優しいもの。
 定番の「キャットフード」(dorikoさん)や、ゲーム『初音ミク Project mirai でらっくす』のテーマ曲「はじめまして地球人さん」(ピノキオピーさん)、完全に人外のハイトーンボイス&ハイスピード歌声で魅せる「エンヴィキャットウォーク」(トーマさん)、失礼ながら100万回再生を越える人気曲だと知らなかった「独りんぼエンヴィー」(koyoriさん〈電ポルP〉)等々……。
 途中でテンションが上がりすぎたのか、dorikoさんの「ロミオとシンデレラ」に到っては、もはやshort ver.だったのかFullだったのかすら覚えてないです。

 特に嬉しかったのは、kzさんの「Packaged」!
 livetuneが出した初音ミクのメジャー1stアルバム『Re:Packaged』に収録された名曲ですよ。

 これなら僕でも知ってる! CDも買ったよ!(これはただのロートル自慢だよ!)

 個人的に「これが生で観られたら死んでもいい! でも死にたくない!」と思っていた、八王子Pの「Sweet Devil」もやってくれた。

(オリジナル動画。声のエフェクトがCD版と違う)


(こっちは、わかむらP制作のMMD-PV。フルバージョン)

 もちろん、自分がどんな風にサイリウム振ってたかなんて記憶にございません。
 歌声は、2013年版とも2014年版とも違うエフェクト調整だったように感じたけれど、テンションが上がりすぎて訳がわからなくなっていた可能性もありますデス。
 八王子Pのミクさんの歌声は、年々可愛くなってる。
 ロボットボイスがもっと流行るといいな。

 そして「ワールドイズマイン」!
 しかもFullで歌ってくれたんだ!
 シャウトも格好良かった!
 実は、ryo(supercell)さんの歌は、発表当時はそんなに好きではなかったのだけど、過去のコンサートビデオを観てガラッと印象が変わった。
 めっちゃいい! 特に観客が楽しそうでいい!
 日本人のファンはもちろん、外国公演でも外国人ファンが「O-HI-ME-SA-MA!」コールをする姿、これはもう『Kawaii』と表すべきだ。
 僕も、今回ちゃんと「その1」「その2」「その3」「おひめさま」「おうじさま」「とろけるプリン」がコールできた。

 それにつけても、観客の女性率の高さよ。
 男女比6:4は言い過ぎにしても、7:3よりは高かったのでは?
 コスプレはもちろん、髪が緑色の人もいた(どうも染めているらしい)。
 年齢層も幅広くて、昼の部に参加した人を見ると、明らかに十代前半、あるいは年齢一桁の子もいたよ。
 もちろん、その横には呆然とする親の姿が……。
 まあ、アニメキャラかゲームキャラのイベントだと思って来てみたら、科学技術を駆使したヴァーチャルなコンサートを見せつけられた上に、自分以上に年齢の高い人たちがサイリウム振って熱狂してたらビビるわな。
 彼らが初音ミクを嫌いにならないでいてくれることを切に願う。
 人間に嫌われたら終わりだもんなあ。
 これからも愛される存在であって欲しい。


◆マジカルミライの公式がアンケートやってますね→[http://magicalmirai.com/2015/]
「楽しかった。またやってほしい。絶対参加する」等々、がっつり答えておいた。
 また来年もよろしくお願いします。


▲タワーレコードカフェにも行ってきました。今度からVOCALOIDのCDはタワレコで買おう。


◆こぼれ話を1つ。
 コンサート前日に東京に乗り込み、駅(確か渋谷)でトイレに入ったんですよ。
 そしたらね、中から女性が出てきたの。
「やべえ! 入るところ間違えた!」
 慌てて飛び出したんだけど、そこ、ちゃんと男子便所だったんですよ。
 でね、出てきた人は、髪の長い男性だったのですよ。
「てへ♪ イケメンだったから見間違えちゃった/// 失敗失敗♪」
 とか言って(もちろん胸中で)その日は終わった訳ですが。
 次の日に、その人と再会しましたよ。
 武道館で。
「仲間かーーーー!」
 あちらは気づいてなかっただろうけど、声をかければよかった……。 

2015年4月1日水曜日

初音ミクのリアリティ

『マジカルミライ2014』のBDを再生しまくって、そろそろディスクが焼け落ちるのではないかと無意味な心配をしています。南雲です。

 初音ミクのコンサートの始まりは「ファンが生み出した初音ミクを現実世界に降臨させよう」的なコンセプトだったと記憶しています。
 なので、ファンがMMDで制作したPV等とは違い、派手さを捨てて実在感が重要視されるのです。
 わざわざコンサート会場に行ってディスプレイを見ても仕方ないですからね。
 しかもミクさんはアニメっぽいデザインの姿をしているので、リアルに作り込むには限界があります。「初音ミクらしいリアリティ」を追求しなきゃならない訳です。

 初音ミクに実在感を持たせるために、スタッフは様々な手を使っています。
 リアルに作り込んだマイクスタンドを持たせたりするのはわかりやすいですね。本物のように見えるマイクスタンドを彼女が動かすと、それだけで実在感がアップ。きちんと物理法則が働いていると、なおグッドです。2012年のミクパで歌った『白い雪のプリンセスは』では、マイクスタンドを投げ捨てるシーンがあり、これがとてもリアルな飛び方をしていて格好良かった。
 衣装でなら『Weekender Girl』のブーツがバネのようになっている設定なのか、びみょんびみょんと動いているのが印象的。

 あとは、やっぱり、エロス……いえ、セクシィ……生々しさですね。
 ちょっとしたところでは『FREELY TOMORROW』の腋とか、わかりやすいところでは『Sweet Devil』の胸元開けすぎな服とか。
『FREELY TOMORROW』の衣装は袖の上部と胴体の服が一部繋がっていて、そこが伸び縮みする素材みたいです。腕を上げたり下げたりすると、腋がちら見えするのですね。『Sweet Devil』は……服の開いてるところから色々な物が見えて……好きです。
 2012年までは『ロミオとシンデレラ』のモデルがとんでもない衣装を着ていて、スカートの前にスリットが入ってるんですよね。2本も。さらにスカートの横がめっちゃ短くて、横を向いて身体を揺すると「ミクさん尻が見えてます」状態に……。しかもそんな服を着てステージにしゃがむんだからヤバイよ!
 3DCGのモデルは基本的に「服の下」が存在しない訳で、脱がせないし、脱がせたとしてもヌードは見られない訳ですが、ああいう衣装のモデルを見ていると「もしかして脱がせるんじゃ?」と感じる。
 生々しさは、実在感を出すのに効果的だと思います。

 さて。
 あの手この手で実在感を演出している訳ですが、私はSEGAモデルにずっと大きな不満がありました。
 口。
 正確には、口の中。
「歯と舌をつけろよ!」という不満はずっとファンの中にあったはずですが、SEGAのこだわりか、今に到るも歯と舌はついていません。
 口を開くと、気持ち悪い。と感じる。こともある。たまに。ちょっとだけ。
 しかし、SEGAはこの問題をついに解決しました。
 その解決方法は、影。
 口パク時の肉の動きを考え、影がついています。
 リアルになりすぎて不気味になることもなく、程よい影です。
 すごい……さすがプロ。

『マジカルミライ2014』のモデルは、本当に可愛い。
 マツゲが長くなったらしく、ウィンクがバッチリ決まる。
 腕を上げると腋に影が入って綺麗(当方、腋フェチではありません)。
 思わず見つめてしまう。
 2015年もよろしくお願いします。

2015年3月13日金曜日

初音ミク『マジカルミライ 2014』BDを観たよ!

 よかった。
 めっちゃ楽しい。
 平日の昼間にテレビに向かって手を振るオッサンが現れましたよ。

『心臓デモクラシー』と『ワンダーランドと羊の歌』は、どちらも初めてコンサートで歌った曲だと思うけど、素晴らしかった。
 特に『心臓デモクラシー』のミクさんは、モーションと表情が見事。
 ちょっと三白眼気味で格好良かったし。
 マイクスタンド持って脚を上げるところはたまんないです。
『ワンダーランドと羊の歌』は、横蹴り!
 横蹴り可愛い!

 今年は、ミクさんの映像がかなりくっきり映っている気がする。
 気がするだけかもしれない。
 でも照明を浴びてもそんなに薄くなってないし、多分、なにかが改良されたんだと思う。

 BDの映像も、去年より格段に綺麗。
 カメラは4Kを持ち込んだと聞いているけど、このBD映像もそうなのかな?
 でも、4Kカメラで撮ったとは、どこにも書いていない。
 綺麗に感じるのは、単にデータ量が約2倍に増えたからかもしれない。
 ってか、『マジカルミライ2013』の「2時間で片面1層」ってなんだよ。

 しかし、ミクさんを投影するディラッドスクリーンの傷が目立つ。
 これ、昔のにもあったのかな? 
映像が綺麗になったから気づいただけ?
 それはないかな。
 多分、同じ物を使い続けているだろうから、傷が入っているのだと思う。

 ステージは横に広く、ディラッドスクリーンの上に通常の(?)スクリーンがあるという構成。
 上に映し出されるPVは、今回特典ディスクに何作か収録されていた。
 これが、思っていたより、ずっと良かった。
 最初は「2012年までみたいに、ディラッドスクリーンだけでシンプルにやればいいのに」と思っていたけど、考えを改めました。
 あと、オープニング!
 めっちゃいいね!
 人の動きと映像が重なるステージは未来性を感じさせるし、『初音ミクを電脳世界から現実世界に召喚する』という趣向にも合う。
『マジカルミライ』の名にふさわしい、いいオープニングステージでした。

 バンドの演奏は、ごめん、よくわからない……。
 ほら、俺、音楽の素養がないから……。
 なんか音が小さい気がするけど、それは僕の再生環境の問題かもしれない。
 でも、アレンジは、『心臓デモクラシー』が好き。

 全体として、すごく良かった。
 ただ、絶対に改良して欲しいところは、字幕。
 歌詞の字幕つけて。
 そして、できれば、スタッフコメンタリーも。
 やっぱり、スタッフの人たちのことや、どんな風にステージが作られているのかが知りたい。
 ミクさんは科学の子だし、ミクさんのコンサートには科学技術が詰まってる。
 そして初音ミクファンは消費者であると同時にクリエイタだから、興味を持っている人は少なくないと思う。

 2015年は武道館か……。
 なんとか参加したい。

2015年3月2日月曜日

第6回創元SF短編賞1次選考を通過!

 タイトル通り。
 やったね。




 http://www.tsogen.co.jp/award/sfss/

 通ったのは『名探偵タマゴちゃんとチューリングくん』。
 今回は二作品応募していて、片方は落選した。
 やっぱりこうして結果が出ないと、自分で冷静に作品を評価できない。
「この作品はあまりよく書けてないけど、気に入ってるし、もしかしたら……」みたいな。
 もちろん落選した作品にだって愛着があるんだけど、それと『客観的な評価』は別だし。

 ちなみに『名探偵タマゴちゃんとチューリングくん』は、SF作品です。
 いや、ほんとに。
 さすがにSFの賞でミステリ作品を通したりはしないと思うし。
 このタイトルは結構気に入ってるんだ。

 過去に創元SF短編賞で落選した作品は同人誌にしてもらって頒布しています。
 第3回の選考通過作『SFファンふたたび』は架空ストアで通販もやってます。
 http://store.retro-biz.com/page_detail_3377.html#i10237

 また、2015年3月8日(日)に川崎市産業振興会館 4F展示ホールで開催される同人誌即売会『Text-Revolutions』でも頒布します。

 スペースとサークル名はB15『本屋Books』です。
 第4回創元SF短編賞で選考を通過した『ここが大阪なら、きみは薙沢』は、ポニーキャニオン主催のアニメ化大賞で奨励賞を受賞し、続編長編を加えて『キャッスル・メイド』というタイトルで出版してもらいました。
 よろしくです。

2015年1月12日月曜日

同人誌の通販を始めます。

『架空ストア』さんで同人誌の通販を始めました。
(もう、このサイト名が最高ですね)
 http://store.retro-biz.com/list_o428.html

 まずは、『SFファンふたたび』[文庫版]です。
 第3回創元SF短編賞で選考を通過したものの落選した小説。
 販売開始日時は1月13日(火)9時。
 詳細は上記リンク先から見ていただければ。

 逢坂総司くんと相談して、少しずつ通販で取り扱える本を増やしていく予定です。
 よろしくです。


 あ、商業デビュー作『キャッスル・メイド』もお願いします。

2015年1月11日日曜日

第6回創元SF短編賞に応募した。2

 本日1月11日に、1作品応募しました。
 受付番号は0174。
 13日〆切だから、みんなギリギリに応募するのかな。
 なお、これは2作目。

 応募作品のタイトルは『SF的な鬱病で幸福に暮らすっていうこと』。
 ……まあ……『SF的な宇宙で安全に暮らすっていうこと』のオマージュです。
 タイトルは。
 ストーリィは、鬱病の男が、ある目的のために小説を書く話。
 どこかで聞いたような話ですね。

『名探偵タマゴちゃんとチューリングくん』同様、この作品が選考を通過したものの入賞しなかった場合は同人誌にしてもらう予定です。
 では。

2015年1月9日金曜日

第6回創元SF短編賞に応募した。

 本日1月9日に、1作品応募しました。
 受付番号は0144。
 13日〆切だから、ちょっと少ない印象。
 ちなみに、もう1作品応募する予定。

 応募作品のタイトルは『名探偵タマゴちゃんとチューリングくん』。
 ジャンルはもちろんSF。多分。

 この作品は、過去に自分でボツにした三つの作品をベースにしています
 一つ目は、『名探偵アリスちゃんとバベッジくん』というショートストーリィ。ぽにきゃんBOOKSライトノベルシリーズから出してもらった『キャッスル・メイド』(絶賛発売中)のショートストーリィ用に考えたネタです。
 二つ目は、ライトノベル用企画『刀を産んだばかりの子供』。僕の大好きな超能力者ものなんだけど、ちょっと生々しい設定で、どうしてもライトにする方法を思いつかなかったので、自主的にボツに。
 三つ目もライトノベル用企画。少女型アンドロイドと人間の青年の恋愛ものを考えていたんだけど、どう書けばいいのかわからずに、お蔵入り。
「この三つを混ぜ合わせればいい!」と気づいた時の嬉しさときたら!

 例年通り、この作品が選考を通過したものの入賞しなかった場合は同人誌にしてもらう予定です。
 では。

2014年11月25日火曜日

Amazonで買った荷物を佐川急便が紛失した。

『ふん☆しつ!』の感想

[あらすじ]
 Amazonでアーロンチェアを購入した南雲マサキ。
 しかし、配送予定日を過ぎても荷物が届かない。
 お問い合わせ伝票番号を使って佐川急便に状態を確認したところ、なんと荷物は『お預かり営業所』からまったく動いていないことが判明!
 だが、その営業所を確認しても僕の荷物はなかった。
 その後、アーロンチェアの行方を知るものは誰もいない……。

[感想]
 という訳で、荷物を紛失されました。
 初体験です(多分)。
 なお、僕は怒ってません。
 この「配送業者が荷物を紛失する」ていうのは、どういう状況で起こるんだろう。
 僕が想像できるのはこんな感じ。

・トラックが事故に遭った。
・荷物を運ぶのが面倒臭くて捨てた。
・荷物を傷つけてしまい、恐くなって捨てた。
・荷物を盗んだ。

 これぐらい。
 荷物を予定外の場所に運んでしまって行方不明になることもあるらしいけど、その場合は追跡番号があるから、「ものすごい手間暇」をかければ見つけられるかもしれない。

 もちろん、Amazonは同じ商品をすぐに発送してくれた。
 また、Amazonは謝罪メールをくれた。
 佐川急便から連絡は、まだない。

 不思議なことがある。
 僕は最初、佐川急便に連絡を取ったのだ。
 その後、佐川急便は「Amazonに連絡してくれ」と僕に連絡してきて、Amazonは「佐川急便に連絡を取るから待ってくれ」と言い、最終的にAmazonから「どうも佐川急便が荷物を紛失したらしい」という連絡が来た。
 そしてAmazonが僕に謝罪した。
 佐川急便は、僕に「Amazonに連絡してくれ」と指示した時点で、荷物の紛失に気づいていたのではないだろうか?

 しかし、運送会社ってこういうものなのだろうか。
 運送会社にとって「お客はAmazonであり、Amazonで買い物をしたお前は客ではない」のだろうか。
 だから「『運送会社の客ではないお前』が買い物をした荷物を運送会社が紛失しても、それは『Amazonが謝罪するのが正しい』」?
 もっと言えば、「佐川急便が荷物を運ぶAmazonで買い物をした僕が悪い」?
 運送費って、買い物をした時点で僕が払ってるんじゃないの?

 別に謝罪して欲しい訳ではないけれど、なんか腑に落ちない。

 フォロー(?)しておくと、僕のうちを担当している宅配員は、すごく丁寧だ。

『スカイ・クロラ』=ライトノベル説

「森博嗣さんの『スカイ・クロラ』シリーズは、ライトノベルである」
 と、僕の中では定義されている。
 僕の中では、ね。

 主な理由は二つある。
 一つは、ライトノベルは「キャラクタ小説」だからだ。
 もちろん、それ以外のライトノベルもたくさんあるけど。
 もう一つの理由は、作品世界が「子供のために創られたもの」に思えるから。

 この作品は、誤解を怖れずに説明すると、次のようなものだ。
「永遠に大人にならない子供が、戦闘機に乗って命がけで遊んでいる話」
 もっと誤解を怖れずに説明するとこんな感じ。
「いかにして大人になることを拒否して遊び続けるか」
 これがライトノベルでなくてなんなのか。

 主人公の草薙水素は、美しい。
 容姿ではなく、生き方が美しい。
 いや、美しくはないかもしれないが、考え方が純粋だ。
 遊びであり仕事でもある『戦闘』には一家言持っているし、常に上昇志向を持っている。
 こんな子供になりたかった。

 んで。
 困ったことに「『スカイ・クロラ』=ライトノベル説」に同意してくれる人は少ない。
 でもこう言う人はいる。
「これは純文学なんじゃない?」
 はっはっは。
 なにを言っているんだい。
 ライトノベルをある方向に極めると純文学になるんだよ!
 多分。

 キャラクタが作品の中心にあって。
 それを丹念に描いていく。
 ほら。
 どっちも一緒じゃん(いや、ほとんどの小説はそうなんだけどね)。
 キャラクタの性格や、抱えている問題、文章の違いだよ。

『スカイ・クロラ』シリーズの登場人物は基本的に成長しない(これは中身の話)。
 ライトノベルは、やはり成長する話が多い。
 ここは決定的な差かな。
 でも、「大人社会のルールを覚える」とか「覚悟を決める」とか「やりたいことを我慢する」って、成長なのかな。
 大人社会での「やり方」を覚えただけでは?
 だって「大人」の大半はそんなに「優秀」じゃないもの。
 子供が「成長」して「大人」になったのなら、みんなもっと「優秀」なはずだよ。
 表舞台に出てくる「優秀」な人って、なんか子供っぽいし(某社トップとか某映画監督とか某研究者とか)。

 僕は「優秀な子供」になりたかったんだけど。
 僕がなれる望みのある(?)登場人物は整備士の笹倉だけ。
 しかし彼は天才だからな……。
 無理。

2014年11月24日月曜日

『楽園追放 -Expelled from Paradise-』を観てきた。

やっと『楽園追放』を観てきました。
パンフレットは売り切れ。
人気があるらしい。

感想。
メカのアクションがすごくよかった。
板野サーカスが大炸裂。
エンドロールで板野一郎さんのお名前を見かけて納得。

広いターゲットを狙ったらしく、SF設定はかなり手加減されているようだ。
それを承知の上で三つほど突っ込む(僕の勘違いの可能性あり)。

・ディーヴァの人間が受精卵から生まれる必要性が、観客に感情移入させる以外にない。
(遺伝子もコンピュータでエミュレートすればいい)

・ディンゴの趣味はもっと「役に立たない物」にするべき。
(ロックはともかく、音楽鑑賞はディーバ内でも趣味として通用している)

・フロンティアセッターが『人間性』を獲得している必要はない。

再度書くが、これらはスタッフもわかってやってるはず。
わかりにくい話を作るつもりはないのだろう。

こういうエピソードが欲しかったなあ、というのを一つだけ。
それは『初めてのトイレ』。
アンジェラは「食った」ので、絶対に「出す」はずである。
また、彼女は体調が悪いことに気づかないぐらいの『肉体オンチ』である。
つまり尿意と便意に気づかない可能性が高い。
気づいたとしても便器(洋式なのか和式なのかもっと別のか)の使い方がわからない。
「拭き方」なんて未知の領域だ(僕らがいつもと違う方の手で拭くのも難しいぐらいだし)。

これぐらいはスタッフも考えたはずだけど、そりゃまあ、カットするだろう。

2014年10月29日水曜日

『たった2人の旧ライトノベル帝国の逆襲(仮題)』あらすじ

 ここ一週間ぐらい、変なネタで小説が書けないとネタをいじくり回していた。
 それが下記の『たった2人の旧ライトノベル帝国の逆襲(仮題)』だ。
 商業出版はほぼ不可能であるのと同時に、どこかの新人賞に応募して選考委員の笑いを取ることも難しそうであるため、ボツにすることを決心した。
 でも、そのまま僕の頭の中で忘却させてしまうのはもったいないので、ここに書き残しておこうと思う。
 先に書いておくが、びっくりするぐらいくだらないので、読む人はそのつもりで……。
 以下、あらすじである。


『たった2人の旧ライトノベル帝国の逆襲』(仮)
 舞台は、ライトノベルに登場する「力」を持つ能力者たちが住む街。
「現代ライトノベルは軟弱だ!」
 そう宣言したのは、矢神遼(麻生俊平著『ザンヤルマの剣士』主人公)の力を持つ少女Aである。
 彼女は相棒の少年B(能力未定)とともに、旧ライトノベルの力を持つ能力者を集め、現代ライトノベルの力を持つ能力者たちに宣戦布告を行う。
「こいつを放っておくとやばい」という理由により、真っ先に上条当麻(鎌池和馬著『とある魔術の禁書目録』主人公)を物理攻撃により抹殺する旧ラノベ帝国。
 他の現ラノベ能力者も、次々と抹殺していく。
 しかし旧ラノベ能力者にも問題がある。
 リナ・インバース(神坂一著『スレイヤーズ!』主人公)は呪文が長すぎて覚えられない。
 オーフェン(秋田禎信著『魔術士オーフェンはぐれ旅』主人公)の能力者は格闘術が再現できないため使い物にならない。
 山本洋子(庄司卓著『それゆけ!宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ』主人公)は扱う兵器が存在しない……。
 少女Aと少年Bは手段を選ばずに戦い、なんとか現ラノベ能力者たちを始末し、旧ラノベ能力者の勝利を宣言しようとしたその時――
 それまで沈黙を保っていた羽月莉音(至道流星著『羽月莉音の帝国』主人公)の能力者が建国を宣言、1京を超える部費を武器に、あっさりと少女Aと少年Bを組み伏せる。
 ――了――


 同人誌にならできるだろうか……。

2014年10月19日日曜日

山本弘『プロジェクトぴあの』感想

 面白かった。
 帯に「山本弘ワールド全開!」と書いてあるとおり、僕の頭の中にある「山本弘さんらしさ」を存分に詰め込んだ作品だった。

 特に第二種永久機関装置「みらじぇね」のエピソードは最高だ。
 アイドルのコンサートに行ったら、お土産として彼女が発明した小さな永久機関装置をもらえて、コンサートを楽しんだあと家でそれを動かしながら彼女に想いを馳せることができるのだ。
 そんなアイドルがいたら、そりゃ夢中になるだろう。

 ファンにお土産として配った理由は、それをそのまま「永久機関装置ができました」と発表したって世間に相手にされないからだ。
 説明なしに受け取ったファンがその原理を解明して論文を発表するのを待つ、って寸法。
 論文を書いた猪口裕人、いいよなあ。
 コミケで自分のサークルスペースにアイドル本人が同人誌(論文)を買いに来てくれて、そのあと天才科学アイドルから最高級の「ご褒美」をもらうんだよ。
 彼は、この作品内で唯一「ご褒美」をもらったキャラじゃないかな。
 そりゃ悶絶するさ。

 彼女の歌の一曲「ほんの62マイルが」もいい。
 作中で詳しい歌詞や曲調は紹介されないけれど、曲に込められた想いは語られている。
 一番グッとくる曲名だった。

 さて。
 この作品は、強烈な一文から始まる。
<ようこそ旧人類ども。>
 なお、「旧人類」は「うすのろ」と読ませる。
 天才理系アイドル・結城ぴあのは、自らを突然変異体(ミュータント)と称しているから、彼女を「新人類」と位置づけているのだと思う。
 人の気持ちを理解できず、愛するという意味がわからない。
 でもすごく頭がよくて、自宅のガレージで核融合実験をしたりする。
 セックスには興味がないし、持つつもりもない。
(性欲があるかどうかについては、触れられなかった)
 そんな彼女の相棒にして語り手の「すばる」は男の娘で、かなり特異なキャラだけど、ぴあのほど変わっている訳じゃない。
 これは、新人類と旧人類の物語な訳だ。

『地球移動作戦』を読んだ人は物語のラストを知っている訳だけど、まあ一応ここでは書かない。
 しかし、ぴあのは旧人類のことをどう思っていたのだろう。
 この作品には愚かな旧人類がたくさん出てくるのだ。
 それは彼女が目的を達成する最後まで立ちふさがる。
 すばるは彼女の理解者だったけど、ラストに格好良く振る舞うことはできなかった。
 作中で格好良く振る舞えたのは青梅秋穂ぐらいかな?
 最初から最後まで格好いい旧人類は、いなかった。
 ぴあのの旧人類に対する感想は
「やっぱりこんな程度か」
 ぐらいだろうか。
「所詮こいつらは全員箪笥か」
 だったら嫌だな。

 ぴあのの最後の台詞は、彼女がすばるに譲歩したようにも感じた。 
 あれは成長なのか、堕落なのか。
 新人類ぴあのにとって、旧人類すばるだけは、少し特別な存在であったと信じたい。

2014年9月10日水曜日

『キャッスル・メイド』質問箱-まだ読んでいない人向け

Q.
『キャッスル・メイド』ってなに?

A.
ポニーキャニオンから出版されているライトノベルだよ。
今回は「アニメ化大賞」というコンテストで奨励賞を受賞した作品が出版されたんだ。


Q.
ジャンルは?

A.
時間SFだよ。


Q.
タイトルからして、お城勤めのメイドさんが主人公?

A.
お城もメイドも出てきません。


Q.
ヒロインは何人ぐらいいるの?

A.
6人+αぐらいかな。
ちゃんと数えたことないからわかんないや。


Q.
そんなにヒロインがいるってことは、ハーレムもの?

A.
主人公が女の子だから、多分違うよ。


Q.
女の子たちが一人の男の子を取り合ったりしないの?

A.
……僕の知らないところで結構しているかもしれない。


Q.
『ここが大阪なら、きみは薙沢』と『Re:鉄腕ガール』の2本収録って書いてあるけど、これは別々の話なの?

A.
2つの話はちゃんとつながってるよ。
ポニーキャニオン主催のアニメ化大賞で奨励賞を獲ったのが短編『ここが大阪なら、きみは薙沢』なんだ。
出版するには量が足りないので長編『Re:鉄腕ガール』を書き足して、これは『ここが大阪なら、きみは薙沢』の続編なんだよ。


Q.
舞台が大阪ってことは、みんな大阪弁で喋るの?

A.
ちゃんと大阪弁で喋るのは一人ぐらいだね。


Q.
もしかして、大阪弁が書けないから大阪弁キャラがいないの?

A.
僕はこれでも大阪出身なんだ。
と威張って(?)はみたものの、大阪弁オンリーで文章を書くのは本当に難しいので、その質問は間違っていないこともないね。


Q.
帯に菊地康仁監督のコメントで「ライトノベルらしくない」って書いてあるし、ぽにきゃんBOOKSのサイトでも担当さんが「本当にライトノベルっぽくない」って言ってるけど、本当にラノベなの?

A.
超能力者とかアンドロイドとか巨大メカとか異世界人とか出てくるので、ラノベ。
「らしくない」と表現されたということは、「ライトノベルにしてはちょっと変わっている」という意味であり、集合論的にもラノベ。


Q.
この世界の超能力ってなにができるの?

A.
主に『力場型』と『思念型』が登場する。
『力場型』の能力は、ほぼ肉体強化だと思ってもらって間違いない。
殴ったり蹴ったりが得意な奴らだ。
『思念型』は「エーテル」という粒子を操って物を作れる3Dプリンタみたいな能力だと思ってもらえれば。


Q.
新生者とか血族者ってなに?

A.
超能力は遺伝するので、親が能力者であった場合、子孫も能力者になるんだ。
そんな「生まれた時から能力者の人」を『血族者』と呼ぶんだね。
『新生者』は、突然変異で能力者になった人だよ。

2014年8月29日金曜日

『キャッスル・メイド』の特典情報



 今のところ判明しているのは、以下の通り。


 アニメイト SSペーパー

 めろんぶっくす 特製しおり

 エルパカBOOKS ブロマイド

 ゲーマーズ オリジナルブロマイド

 とらのあな 特製両面イラストカード

 詳細はリンク先を確認して下さい。
 他にもあるかどうかは、ちょっと、えーと、僕は知らない(汗)。

2014年8月26日火曜日

こんな『すべてがFになる』は嫌だけどドラマが楽しみです

 森博嗣さんのミステリィ小説『すべてがFになる』が実写ドラマ化するとのこと。

http://www.fujitv.co.jp/F/

 僕は主演する役者さん二人を、公式サイトにある写真でしか見たことがない。
 つまり実際に演技しているところを見たことがない。
 と言うか動いているところを見たことがない。
 なので原作の犀川創平、西之園萌絵とのギャップはよくわからない。
 リアリティを追求すると、どっかの工学部から助教授(准教授)と学生を連れてこなきゃなんないし。
 犀川先生役の方は「ひげを伸ばそうかな」的なこともおっしゃってるらしいし、頑張って欲しい。

 あー。
 Twitterとか見ていると、原作ファンのほとんどはドラマに期待していないみたい。
 自分のイメージ通りのドラマが作られることはあり得ないから、仕方ない。
 過去の経験から言っても、まあ、実写ドラマ化されて面白くなった作品は、うん、あれだから。

 しかし、まだドラマは作られていない訳だから、可能性ぐらいは楽しみたい。
 楽しみたいので、どうしたら放送を楽しみに待てるかを考えてみた。
 Twitterで検索をかけてへろへろと考えてみた結果、こんなことを考えたらいいと思った。

「ドラマ版では、きっとこんなダサい演出をするぞ」

 よし。
 前向きに行こう。


■犀川先生が白衣を着ている。
 ありそう。
 ありそうで怖い。

■犀川先生は毎朝コーヒーを飲みながらじっくり新聞を読み、テレビをチェックする。
 幻滅だ。
 反対に「テレビを見る時間なんて無駄だ」的なセリフがあったら拍手喝采だ。

■西之園萌絵の愛犬トーマが仰向けになって寝ない。
 映像として登場させないなら、話のネタとしてだけ出るかな?

■西之園君が古今東西の名探偵のセリフを口にする。
 これは案外楽しめるかもしれない。

■国枝桃子助手が犀川先生に気がある。
 西之園君とコーヒーを作るのを競ったり。
 うざ。

■犀川先生の作った文書に「コンピューター」「プログラマー」「エネルギー」「シャッター」といった表記がある。
 百年の恋も冷めます。

■真賀田四季博士が数字の七の話をしない。
 考えるのも怖い。

■犀川先生が地球に優しい。
「自然は美しいなあ」とか言ったりね。
 ここは監督のセンスが問われると思います。

■犀川先生と西之園君がLINE的なSNSでメッセージをやりとりしている。
 これは……うーん……時代設定によっては入れ込まないのが難しいなあ。

■犀川先生がイキイキと会議に参加して仕切っている。
 はっはっは。
 会議が予定通りに終わるね。

■犀川先生は煙草を吸わないので、真賀田博士は彼を気にしない。
 平和だな!

■犀川先生がちょっと気が狂っていない。
 この表現、TV的に大丈夫かね?

■真賀田研究所で使われているコンピュータのOSがどう見てもWindows。
 メーラもOutlookだったりして。


 多分、もうちょっとしたらこの手の「こんな『すべてがFになる』は嫌だ」が出回るだろうから、楽しみにしてようっと。