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2014年8月26日火曜日

こんな『すべてがFになる』は嫌だけどドラマが楽しみです

 森博嗣さんのミステリィ小説『すべてがFになる』が実写ドラマ化するとのこと。

http://www.fujitv.co.jp/F/

 僕は主演する役者さん二人を、公式サイトにある写真でしか見たことがない。
 つまり実際に演技しているところを見たことがない。
 と言うか動いているところを見たことがない。
 なので原作の犀川創平、西之園萌絵とのギャップはよくわからない。
 リアリティを追求すると、どっかの工学部から助教授(准教授)と学生を連れてこなきゃなんないし。
 犀川先生役の方は「ひげを伸ばそうかな」的なこともおっしゃってるらしいし、頑張って欲しい。

 あー。
 Twitterとか見ていると、原作ファンのほとんどはドラマに期待していないみたい。
 自分のイメージ通りのドラマが作られることはあり得ないから、仕方ない。
 過去の経験から言っても、まあ、実写ドラマ化されて面白くなった作品は、うん、あれだから。

 しかし、まだドラマは作られていない訳だから、可能性ぐらいは楽しみたい。
 楽しみたいので、どうしたら放送を楽しみに待てるかを考えてみた。
 Twitterで検索をかけてへろへろと考えてみた結果、こんなことを考えたらいいと思った。

「ドラマ版では、きっとこんなダサい演出をするぞ」

 よし。
 前向きに行こう。


■犀川先生が白衣を着ている。
 ありそう。
 ありそうで怖い。

■犀川先生は毎朝コーヒーを飲みながらじっくり新聞を読み、テレビをチェックする。
 幻滅だ。
 反対に「テレビを見る時間なんて無駄だ」的なセリフがあったら拍手喝采だ。

■西之園萌絵の愛犬トーマが仰向けになって寝ない。
 映像として登場させないなら、話のネタとしてだけ出るかな?

■西之園君が古今東西の名探偵のセリフを口にする。
 これは案外楽しめるかもしれない。

■国枝桃子助手が犀川先生に気がある。
 西之園君とコーヒーを作るのを競ったり。
 うざ。

■犀川先生の作った文書に「コンピューター」「プログラマー」「エネルギー」「シャッター」といった表記がある。
 百年の恋も冷めます。

■真賀田四季博士が数字の七の話をしない。
 考えるのも怖い。

■犀川先生が地球に優しい。
「自然は美しいなあ」とか言ったりね。
 ここは監督のセンスが問われると思います。

■犀川先生と西之園君がLINE的なSNSでメッセージをやりとりしている。
 これは……うーん……時代設定によっては入れ込まないのが難しいなあ。

■犀川先生がイキイキと会議に参加して仕切っている。
 はっはっは。
 会議が予定通りに終わるね。

■犀川先生は煙草を吸わないので、真賀田博士は彼を気にしない。
 平和だな!

■犀川先生がちょっと気が狂っていない。
 この表現、TV的に大丈夫かね?

■真賀田研究所で使われているコンピュータのOSがどう見てもWindows。
 メーラもOutlookだったりして。


 多分、もうちょっとしたらこの手の「こんな『すべてがFになる』は嫌だ」が出回るだろうから、楽しみにしてようっと。

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