Flicker

2012年5月17日木曜日

『ヘンケルの爪切り』と言えばあれですよ


 じゃがじゃん。
 これがかの有名な著書『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(村上春樹著)に登場するヘンケルの爪切りです。
 そう、ラストの方で「私」が図書館の女性にプレゼントするやつ。

 「いいですか、よく見ていて下さい。これがいちです。そしてにです。次にさんです。ほら爪切りになったでしょう」


 わお。
 小説を読んで以来「どんな爪切りなんだろう」と思っていて、いつの間にかすっかり忘れ去っていたのですが、ふと思い出して検索してみたらあっさり見つかりました。
 メーカー名は『Zwilling(ツヴィリング)』となっているけど、これが『Henckels(ヘンケルス)』のものらしい。いや、正確には『ZWILLING J.A. HENCKELS』のものだそうだ。
 日本で1973年に日本ヘンケル株式会社が設立され、ZWILLINGとHENCKELSの両ブランドを起ち上げたが、現在では『ZWILLING J.A. HENCKELS』となっている……ということらしい。
 「らしい」だとか「だそうだ」ばっかりで申し訳ないが、きっとwikiとか調べたら載ってると思う。

 ハルキストの父にプレゼントしたら喜んでくれるだろうか。
 いや、村上作品に出てくる食べ物ばっかりが好きな父のことだから、爪切りのことなどすっかり忘れているかもしれない。
 でも僕が持っていればそれでいいのである。



 はっ。
 『劇場版 涼宮ハルヒの消失』で長門有希がこれを使っていれば、今頃売り上げ倍増していたのではないだろうか……。
 本は作中で読んでたしね。

0 件のコメント:

コメントを投稿