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2011年6月14日火曜日
『劇場版 涼宮ハルヒの消失』感想
涼宮ハルヒの消失 限定版 [Blu-ray]
もう発売されてからだいぶん経ったので、ネタバレありで。
本作は京都アニメーションが谷川流さんの原作を徹底的に忠実に再現した劇場版である。
ちなみに原作は時空改変と時間改変が組み合わされ、筒井康隆先生までもが認めた傑作。
ストーリーを要約すると、「長門が遠回しにキョンに告白するが『一生仲のいい友達でいようね』とやんわりと断られ、『手に入らないならいっそ殺してしまおう』とするが、失敗。キョンはハルヒへの気持ちを再確認するのだった」というものだ。
見事なSFラブストーリーである。
多分、嘘は吐いていない。
実際に観た人は「そんな話じゃねぇよ」と思うかもしれないが、どう解釈しても私にはそうとしか思えないのである。
しかし普通のストーリー紹介もしておこう。
ある日いきなり、キョンの後ろの席からハルヒが忽然と消え、朝倉涼子がやってきたのだ。
クラスメイトは誰も涼宮ハルヒなんて知らないと言う。未来人・朝比奈みくるもキョンのことを知らない。古泉一樹なんかクラスごと消え失せていた。
最後の望みである宇宙人・長門有希がいる文芸部室へ行くと、そこにはキョンの知っている長門とは様子の違う長門がいた……。
世界を改変したのは誰なのか。
SOS団は再会できるのか。
何より、キョンは元の生活に戻ることができるのか――
しかしそれは、ハルヒの巻き起こす非日常的な現実を受け入れるか否かという選択でもあった……。
しかし、劇場版のラスト、屋上のシーンは良かった。
キョンが病院の屋上で長門にコートをかけるシーン。
彼が初めて長門を女の子扱いしたシーンではないだろうか。
何度観ても「もうキスしちゃえよ」と言いたくなる。
ああ、長門には幸せになって欲しいなぁ。
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